歯磨きすると血が出る…磨かないほうがいい?
皆さんは、歯磨きをしていて歯ぐきから血が出たことはありませんか?
「歯磨きすると血が出るので、そこはあまり磨かないようにしています」
患者さんから、こんなお話を聞くことがあります。
でも実は、血が出るからといって歯磨きを避けてしまうのは、逆効果になってしまうことがあります。
どうして血が出るの?
歯ぐきから血が出る原因のひとつは、歯ぐきの炎症です。
歯と歯ぐきの境目にプラーク(歯垢)が残ると、その中の細菌によって歯ぐきに炎症が起こります。
炎症を起こした歯ぐきは、健康な歯ぐきよりもデリケートな状態です。
そのため、歯ブラシが当たるだけでも出血しやすくなります。
ここで、
「血が出るから、そこは磨かないでおこう」
となってしまうと…
血が出る
↓
歯磨きを避ける
↓
プラークが残る
↓
歯ぐきの炎症が続く
↓
さらに血が出やすくなる
という悪循環になってしまいます。
つまり、血が出るから磨かないのではなく、やさしく丁寧に磨いて、炎症の原因となるプラークを取り除くことが大切なんです。
出血するときは、どう磨けばいい?
一番意識してほしいのは、歯と歯ぐきの境目です。
歯ブラシを歯と歯ぐきの境目にやさしく当てて、小刻みに動かしてみましょう。
「血が出るから、しっかり磨かなきゃ!」と力を入れすぎるのはNGです⚠️
強くゴシゴシ磨くと、歯ぐきを傷つけたり、歯ぐきが下がる原因になることがあります。
「やさしく、丁寧に」を意識してみてください😊
また、歯と歯の間は歯ブラシだけでは汚れが残りやすい場所です。
フロスや歯間ブラシも取り入れると、より効果的に汚れを落とすことができます。
血が出続けるときは歯科医院へ🦷
「歯磨きのたびに血が出る」
「歯ぐきが腫れている」
「口臭が気になる」
このような症状がある場合は、歯周病が進んでいる可能性もあります。
「血が出るから磨かない」ではなく、まずは歯ぐきの状態を確認してみましょう。
歯周病は、初期の段階では痛みなどの症状がほとんどないこともあります。
定期的な検診やクリーニングで歯ぐきの状態をチェックしながら、毎日の歯磨きでお口の健康を守っていきましょう。